「毎日、仕事や家事でクタクタ…。でも、ちゃんとしたご飯は作りたい!」そんな風に思っているあなたに、ぜひ知ってもらいたいのが「電気圧力鍋」という調理家電です。スイッチひとつで、本格的な煮込み料理が食卓に並ぶ。そんな夢のような話が、現実になるかもしれません。
でも、「電気圧力鍋って、本当に便利なの?」「なんだか使い方が難しそう…」「普通の圧力鍋と何が違うの?」といった疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。また、いざ欲しいと思っても、たくさんの種類があって、どれをどう選べばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、特定の商品をおすすめしたり、ランキング形式で紹介したりすることは一切しません。そうではなく、純粋に「電気圧力鍋」という調理器具そのものの魅力や、基本的な知識、そして生活にどう役立つのかという、お役立ち情報だけを、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説していきます。
この記事を読み終える頃には、電気圧力鍋に関するあなたの疑問や不安が解消され、「私の家にもあったら、どんなに便利だろう!」とワクワクしているはずです。さあ、一緒に電気圧力鍋の奥深い世界を探検してみましょう!
第一章:電気圧力鍋の基本の「き」~そもそも何がすごいの?~
まずは基本から。電気圧力鍋がどんなもので、なぜ注目されているのか、その秘密に迫ります。
電気圧力鍋って、いったい何者?
電気圧力鍋とは、その名の通り、電気の力で鍋の中に圧力をかけて高温調理する調理家電です。火を使わずに、コンセントに繋いでスイッチを入れるだけで、調理がスタートします。「圧力鍋」と「電気鍋」のいいとこ取りをしたアイテム、と考えると分かりやすいかもしれませんね。
火加減の調整や、そばについている必要がない「ほったらかし調理」ができるのが最大の特徴です。材料と調味料を入れてボタンを押せば、あとはおまかせ。料理が完成するまでの時間を、他の家事をしたり、趣味の時間にあてたり、子どもと遊んだりと、有効に使えるようになります。
普通の圧力鍋(ガス火用)との違いは?
「家にガス火で使う圧力鍋ならあるんだけど…」という方もいらっしゃるでしょう。従来の圧力鍋と電気圧力鍋の主な違いを比べてみましょう。
| 項目 | 電気圧力鍋 | 普通の圧力鍋(ガス火・IH用) |
| 熱源 | 電気 | ガスコンロ、IHクッキングヒーター |
| 火加減調整 | 不要(自動制御) | 必要(手動) |
| 安全性 | 安全機能が充実している傾向にある | 使い方に注意が必要な場合がある |
| 調理中の音 | 比較的静か | 「シュー」という蒸気音が大きい場合がある |
| つきっきり | 不要(ほったらかしOK) | 必要 |
| 多機能性 | 圧力調理以外もできるモデルが多い | 基本的に圧力調理がメイン |
一番大きな違いは、やはり「火加減の調整が不要で、完全におまかせできる」という点です。普通の圧力鍋は、圧力がかかり始めたら火を弱めたり、時間を計って火を止めたりと、コンロの前から離れられません。その点、電気圧力鍋はマイコンがすべて自動で制御してくれるので、本当に楽ちん。この「ほったらかせる」という安心感が、忙しい現代人のライフスタイルにマッチし、人気を集めている理由なのです。
なぜ時短になるの?圧力調理のすごい仕組み
電気圧力鍋がなぜ短い時間で食材を柔らかくできるのか、その科学的な理由を少しだけ覗いてみましょう。ちょっと理科の授業みたいですが、知っておくと面白いですよ!
普段、私たちがお鍋で水を使って調理するとき、水の沸点は100℃です。いくら火を強くしても、水の温度は100℃以上にはなりません。
しかし、電気圧力鍋は蓋を密閉して鍋の中の圧力を高めます。圧力が高まると、水の沸点が上昇するという性質があります。例えば、鍋の中の圧力が約2気圧(地上の約2倍の圧力)になると、水の沸点は約120℃まで上昇します。
つまり、100℃以上の高温で調理できるから、食材に火が通るのが圧倒的に速いのです。特に、かたまり肉や根菜、豆類といった、火が通りにくい食材を調理する際に、その威力を発揮します。普通の鍋ならコトコト何時間も煮込む必要がある角煮や牛すじ煮込みが、数十分の加圧でとろとろになるのは、この高温調理のおかげなのです。
電気圧力鍋のメリットを徹底解説!
電気圧力鍋を導入すると、私たちの生活にどんな良いことがあるのでしょうか。具体的なメリットを挙げてみましょう。
- 圧倒的な時短調理
前述の通り、高温調理によって調理時間を大幅に短縮できます。今まで時間がかかるからと諦めていた煮込み料理にも、平日にチャレンジできるようになります。 - つきっきり不要の「ほったらかし調理」
材料を入れてスイッチを押せば、あとはおまかせ。調理中にキッチンから離れられるので、時間を有効活用できます。お子さんが小さいご家庭では、調理中に子どもの相手ができるというだけでも、大きなメリットに感じられるでしょう。 - 料理が美味しく仕上がる
高温で一気に火を通すため、食材のうま味や栄養を逃しにくいと言われています。お肉はジューシーに、魚は骨まで食べられるほど柔らかく、野菜は本来の甘みが引き出されるなど、料理のクオリティがアップする可能性があります。 - 調理中の音が静か
普通の圧力鍋の「シューッ!」という大きな音に、ちょっと怖いイメージを持っている方もいるかもしれません。電気圧力鍋は、調理中は非常に静かです。蒸気を排出する際に少し音がする程度で、集合住宅や、赤ちゃんがいるご家庭でも、時間帯を気にせず使いやすいのが嬉しいポイントです。 - 夏場の調理が快適に
火を使わないので、キッチンに熱がこもりにくいです。汗だくになりながらコンロの前に立つ必要がなく、夏場の料理がぐっと快適になります。 - 多彩な調理法が楽しめるモデルも
最近の電気圧力鍋は、単なる圧力調理だけではありません。無水調理、スロークック(低温調理)、蒸し料理、炒め、炊飯、さらにはヨーグルトや甘酒などの発酵調理まで、1台で何役もこなす多機能なモデルが増えています。
知っておきたいデメリットや注意点
もちろん、良いことばかりではありません。購入してから「こんなはずじゃなかった!」とならないために、デメリットもしっかりと把握しておきましょう。
- 設置場所が必要
電気圧力鍋は、炊飯器と同じくらいのサイズ感があるものが多く、意外と場所を取ります。キッチンのどこに置くのか、あらかじめスペースを確保しておく必要があります。また、使用中は上部から蒸気が出るため、棚の下など、上方がふさがれている場所での使用は避けるべきです。 - 調理時間全体の長さ
「時短調理」が魅力ですが、表示されている「加圧時間」だけが調理時間ではありません。実際には、「予熱(圧力を上げる)時間」+「加圧時間」+「減圧(圧力を下げる)時間」の合計が、トータルの調理時間になります。特に減圧には、自然に圧力が下がるのを待つ「自然放置」と、強制的に蒸気を抜く「急速減圧」があり、自然放置の場合は10分以上かかることも。すぐに食卓に出したい時には、この待ち時間がもどかしく感じるかもしれません。 - お手入れの手間
美味しい料理を作った後は、お手入れが待っています。特に、蓋の部分は構造が少し複雑です。パッキンや内蓋、おもりなど、分解して洗わなければならないパーツがいくつかあります。この手入れを面倒に感じて、だんだん使わなくなってしまう…というケースも少なくありません。 - 味の微調整がしにくい
調理中は蓋を密閉しているため、途中で開けて味見をしたり、調味料を加えたりすることができません。味付けは、基本的に最初に決める必要があります。慣れるまでは、味が薄かったり、逆に濃すぎたりといった失敗もあるかもしれません。 - 容量の限界
電気圧力鍋には、調理できる「最大調理容量」と、豆類などを調理する際の「最大豆類容量」が決められています。安全に使うため、この容量は必ず守らなくてはなりません。一度にたくさんの量を作りたい大家族や、作り置きを大量にしたい場合には、容量が物足りなく感じる可能性もあります。
第二章:電気圧力鍋選びで失敗しないためのチェックポイント
さて、電気圧力鍋の基本がわかったところで、次に気になるのは「どうやって選べばいいの?」という点ですよね。ここでは、特定の商品は一切出しませんが、あなたに合った一台を見つけるための「考えるべきポイント」を詳しく解説します。これらのポイントを自分自身のライフスタイルに当てはめて考えてみてください。
最重要ポイント!「容量」の選び方
電気圧力鍋選びで、まず最初に決めるべきなのが「容量」です。容量が小さすぎると一度に作れる量が足りず、逆に大きすぎると置き場所に困ったり、少量の調理に不向きだったりします。自分の家庭に最適な容量を見極めましょう。
家族の人数で考える
一般的に言われている容量の目安です。
- 2.0L~3.0Lクラス:1人~3人家族向け。コンパクトなモデルが多く、設置場所にも困りにくいのが特徴です。新婚さんやカップル、お子さんが小さいご家庭にちょうど良いサイズ感です。
- 3.0L~4.0Lクラス:3人~5人家族向け。最も一般的なサイズで、選択肢も豊富です。カレーやシチューなら、家族みんなが満足できる量が作れます。作り置きをしたい場合も、このくらいの容量があると便利です。
- 5.0L以上の大容量クラス:5人以上の大家族や、食べ盛りの子どもがいるご家庭、頻繁に人を招いてパーティーをする方向け。一度にたくさんの料理を作りたい場合に重宝しますが、本体サイズもかなり大きくなるため、設置場所と収納場所をしっかり確保できるかどうかが重要になります。
ライフスタイルで考える
家族の人数だけでなく、どんな風に電気圧力鍋を使いたいかをイメージすることも大切です。
- 作り置きをよくする:家族の人数+1~2人分の容量があると安心です。例えば3人家族でも、週末にカレーや煮物をたくさん作っておきたいなら、4.0Lクラスを選ぶと余裕ができます。
- かたまり肉や魚を丸ごと調理したい:ローストビーフや、鯛を丸ごと一匹使った煮魚など、大きな食材を調理したい場合は、内鍋の「直径」や「深さ」も重要になります。大は小を兼ねる、という考え方で少し大きめの容量を選ぶのも一つの手です。
- 調理は毎回食べる分だけ:あまり作り置きをしないスタイルであれば、家族の人数に合ったジャストサイズで十分です。
覚えておきたいこと:電気圧力鍋の「満水容量」と「調理容量」は異なります。カタログなどに「3.0L」と書かれているのは、多くの場合「満水容量」です。実際に食材を入れて調理できる「調理容量」は、その約3分の2程度(例えば3.0Lなら約2.0L)になります。この点を勘違いしないように注意しましょう。
調理の幅が広がる!「機能」のチェックポイント
今の電気圧力鍋は、本当に多機能です。どんな機能があると便利なのか、代表的なものをいくつかご紹介します。自分にとって必要な機能は何か、考えてみましょう。
圧力調理機能
これはすべての電気圧力鍋に備わっている基本機能です。しかし、実は「圧力値」に違いがある場合があります。圧力値が高いほど、鍋の中の温度も高くなり、より短時間で食材を柔らかくすることができます。単位は「kPa(キロパスカル)」で表され、一般的には70kPa~100kPa程度のモデルが多いです。より本格的な調理を求めるなら、この圧力値に注目してみるのも良いでしょう。また、圧力値を手動で設定できるモデルもあり、食材や作りたい料理に合わせて調整できると、料理の幅が広がります。
自動調理メニュー(プリセットメニュー)
「角煮」「カレー」「肉じゃが」といった定番メニューが、材料を入れてボタンを押すだけで自動で調理できる機能です。調理時間や圧力値を自動で設定してくれるので、料理が苦手な方や、献立を考えるのが面倒な方にとっては、非常に心強い味方になります。メニュー数が豊富なモデルほど、献立のレパートリーも増えますが、自分が本当に使いそうなメニューが入っているかどうかが重要です。あまり使わないメニューがたくさんあっても、宝の持ち腐れになってしまうかもしれません。
予約調理機能
朝、材料をセットしておけば、夕方の帰宅時間に合わせて料理が完成している…そんな夢のような生活を可能にするのが「予約調理機能」です。仕事で帰りが遅くなる日でも、帰ってすぐに温かい料理が食べられます。ただし、注意点もあります。夏場など、気温が高い時期に長時間、生の食材を鍋の中に入れておくと、腐敗が心配です。そのため、予約調理に対応しているメニューは、衛生面が考慮されたものに限られていることが多いです。また、予約設定ができる最大時間もモデルによって異なります。
無水調理機能
水をほとんど、あるいは全く加えず、食材が持つ水分だけで調理する方法です。食材のうま味や栄養がぎゅっと凝縮され、濃厚な味わいの料理が作れます。特に野菜の甘みやうま味をダイレクトに感じられるので、健康志向の方に人気の機能です。
低温調理(スロークック)機能
沸騰しないくらいの低い温度(60℃~80℃程度)で、じっくりと時間をかけて加熱する調理法です。お肉が驚くほどしっとりジューシーに仕上がります。ローストビーフやサラダチキン、チャーシューなどを作るのに最適です。温度管理が難しい低温調理も、電気圧力鍋ならおまかせでできます。
その他の便利機能
- 炒め機能:圧力調理の前に、玉ねぎを炒めたり、肉の表面に焼き色をつけたりすることができます。この機能があれば、フライパンを別途用意する必要がなく、洗い物が一つ減ります。
- 温めなおし機能:冷めてしまった料理を、焦げ付かせることなく温めなおすことができます。
- 保温機能:調理後に、料理が冷めないように一定の温度で保ってくれる機能です。家族の食事時間がバラバラなご家庭で重宝します。
使い勝手を左右する!「加熱方式」と「蓋のタイプ」
毎日使うものだからこそ、細かい使い勝手も重要です。見落としがちな加熱方式と蓋のタイプについても知っておきましょう。
加熱方式の違い:マイコン式 vs IH式
電気圧力鍋の加熱方式には、主に「マイコン式」と「IH式」の2種類があります。
| 加熱方式 | 特徴 | メリット | デメリット |
| マイコン式 | 本体の底にあるヒーターで内鍋を直接加熱する方式。炊飯器で一般的な方式です。 | ・比較的、価格が手頃なモデルが多い ・種類が豊富 |
・鍋底から加熱するため、加熱ムラが起きることがある ・IH式に比べて火力が弱い傾向がある |
| IH式 | 電磁誘導の力で、内鍋自体を発熱させる方式。 | ・鍋全体を均一に加熱できるため、加熱ムラが少ない ・高火力で、予熱時間が短い傾向がある |
・価格が高めなモデルが多い ・種類がマイコン式より少ない傾向がある |
どちらが良い、悪いというわけではありません。コストを抑えたい、まずは試してみたいという方は「マイコン式」、料理の仕上がりにこだわりたい、より本格的な調理を楽しみたいという方は「IH式」を検討してみるのが良いでしょう。
蓋のタイプの違い:スライド式 vs 回転式
電気圧力鍋の蓋は、完全に閉めて密閉する必要があるため、少し特殊な構造をしています。大きく分けて2つのタイプがあります。
- スライド式:蓋を横にスライドさせて開閉するタイプです。片手で操作できるものもあり、扱いやすいのが特徴です。
- 回転式:蓋を回して、本体の印に合わせてロックするタイプです。昔ながらの圧力鍋に近い感覚で使えます。
これは好みが分かれる部分なので、どちらが優れているということはありません。もし家電量販店などで実物を見る機会があれば、実際に触ってみて、自分にとって開け閉めがしやすいと感じる方を選ぶのがおすすめです。
長く愛用するために。「お手入れのしやすさ」と「安全性」
面倒なことは、長続きの敵。お手入れのしやすさは、電気圧力鍋を使い続けられるかどうかを左右する重要なポイントです。
分解できるパーツと食洗機対応
お手入れが必要なのは、主に「内鍋」と「蓋」です。蓋は、「内蓋」や「パッキン」、「蒸気口のカバー」など、どこまで細かく分解して洗えるかを確認しましょう。パーツが細かく分解できるほど、隅々まで清潔に保つことができます。
また、それらのパーツが食洗機に対応しているかどうかも大きなポイントです。食洗機をお持ちの家庭なら、対応しているモデルを選ぶだけで、後片付けの手間が劇的に減ります。
内鍋の素材もチェックしましょう。フッ素樹脂加工などが施されていると、汚れがこびりつきにくく、洗いやすくなります。
安全機能のチェック
電気圧力鍋は、正しく使えば非常に安全な調理器具ですが、万が一に備えた安全機能が搭載されています。
- 蓋が正しく閉まっていないと作動しない機能
- 異常な圧力がかかった場合に、自動で圧力を逃がす機能
- 異常な温度上昇を検知して、自動で電源を切る機能
ほとんどの製品には、こうした複数の安全機能が備わっています。製品を選ぶ際には、どのような安全対策が施されているかを確認しておくと、より安心して使うことができるでしょう。
第三章:電気圧力鍋を120%使いこなす!調理のコツとアイデア
電気圧力鍋を手に入れたら、存分にその能力を引き出してあげたいですよね。ここでは、料理がもっと美味しく、もっと楽しくなるような、調理のコツや便利な使い方をご紹介します。
電気圧力鍋の「得意な料理」と「苦手な料理」
万能に見える電気圧力鍋にも、実は向き不向きがあります。その特性を理解しておくと、失敗が少なくなります。
得意な料理
- 時間のかかる煮込み料理:角煮、牛すじ煮込み、ビーフシチュー、おでんなど。かたいお肉も短時間でとろとろになります。
- 骨まで食べたい魚料理:いわしやさんまの煮付けなど。骨までホロホロに柔らかく仕上がります。
- 豆料理:水煮大豆や黒豆、金時豆など。一晩水に浸す必要があった豆も、短時間でふっくらと煮えます。
- かたい根菜を使う料理:肉じゃが、筑前煮、ポトフなど。大根やにんじん、ごぼうなどに、味がしっかり染み込みます。
- 玄米や雑穀米:普通の炊飯器では炊くのが難しかったり、時間がかかったりする玄米も、もちもちに炊き上がります。
苦手な(あるいは注意が必要な)料理
- 葉物野菜や食感を残したい野菜:高温で調理するため、ほうれん草やキャベツなどの葉物野菜は、色が抜けたり、食感が失われたりしやすいです。加圧時間を短くしたり、調理の最後に加えたりする工夫が必要です。
- ルーを使う料理(カレー、シチューなど):カレールーやシチュールーは、最初から入れて加圧すると、鍋底に焦げ付く原因になります。ルーは、圧力調理が終わった後、蓋を開けてから溶かし入れ、再加熱(煮込みモードなど)するのが基本です。
- 粘り気の強いもの:もち米や重曹を多く使う料理は、蒸気口を塞いでしまう可能性があるため、禁止されている場合があります。取扱説明書を必ず確認しましょう。
- 炒め物:シャキッとした食感が命の炒め物は、電気圧力鍋の得意分野ではありません。炒め機能があるモデルでも、あくまで「炒めることができる」程度で、中華鍋を振るような本格的な炒め物は難しいです。
これだけは押さえたい!美味しく作るための下ごしらえのコツ
「材料を入れてスイッチを押すだけ」が魅力の電気圧力鍋ですが、ほんのひと手間加えるだけで、仕上がりが格段に変わります。プロの料理人が当たり前にやっている、ちょっとしたコツを取り入れてみましょう。
肉や魚の「霜降り」
特に肉の煮込み料理や、魚の煮付けを作るときにおすすめなのが「霜降り」という下処理です。材料にサッと熱湯をかけ、表面が白くなったら冷水に取り、ぬめりやアク、余分な脂を洗い流します。このひと手間で、料理の雑味がなくなり、すっきりと上品な味わいになります。臭み取りにもつながります。
野菜の「面取り」
大根やにんじんなど、煮崩れしやすい野菜の角を、包丁で薄く削ぎ落とす作業を「面取り」と言います。これをすることで、鍋の中で野菜がぶつかり合っても崩れにくくなり、見た目が美しく仕上がります。圧力調理では特に煮崩れやすいため、効果的な下ごしらえです。
こんにゃくの「アク抜き」
こんにゃくは、塩で揉んでから下茹でをすることで、特有の臭みが抜けて味が染み込みやすくなります。電気圧力鍋で他の食材と一緒に調理する前に、この下処理をしておくと、料理全体の風味が良くなります。
肉の表面を「焼く」
炒め機能があるモデルなら、圧力調理の前に、ぜひ肉の表面に焼き色をつけてみてください。この焼き色が、料理に香ばしさとコク(メイラード反応)を与えてくれます。炒め機能がない場合でも、フライパンでサッと焼いてから鍋に入れるだけで、仕上がりに差が出ます。
味付けの黄金ルール「水分量」と「タイミング」
電気圧力鍋の味付けで失敗しないためには、いくつかのポイントがあります。
水分量は「控えめ」が基本
電気圧力鍋は蓋を密閉して調理するため、普通の鍋のように水分が蒸発することがほとんどありません。そのため、いつもの煮物のレシピ通りの水分量を入れると、味が薄まってしまい、「シャバシャバな仕上がり」になりがちです。
レシピに記載されている水分量よりも、1~2割程度減らすのが、味付けを成功させるコツです。特に、野菜からは多くの水分が出るため、トマトや玉ねぎ、大根などをたくさん使う料理では、思い切って水分を減らしてみましょう。無水調理機能がないモデルでも、食材の水分を活かした調理が可能です。
調味料を入れるタイミング
調味料によっては、最初から入れて加熱すると風味が飛んでしまったり、食材がかたくなる原因になったりするものがあります。
- 最初から入れてOK:酒、みりん、砂糖、塩、醤油(少量)など。これらは食材に味を染み込ませる役割があります。
- 後から加えるのがおすすめ:醤油、味噌などの風味を活かしたい調味料。これらは、圧力調理が終わった後に加えて、軽く煮込む(追加熱する)と、香り高く仕上がります。特に味噌は、煮立てると風味が飛んでしまうので、火を止める直前に入れるのが鉄則です。
慣れないうちは、最初は調味料を少し控えめに入れて調理し、最後に味見をして足りない分を足す、という方法が確実です。
こんな使い方も!便利な活用アイデア
電気圧力鍋は、定番の煮込み料理以外にも、さまざまな使い方ができます。
毎日のごはんを美味しく「炊飯」
多くの電気圧力鍋には炊飯機能がついています。圧力調理の高温で一気に炊き上げるため、お米一粒一粒が立ち、もちもちとした食感のご飯が炊き上がります。「炊飯器より美味しく炊ける」という声も少なくありません。白米だけでなく、時間がかかる玄米や、おこわ、炊き込みご飯も得意です。炊飯器がなくても、電気圧力鍋一台で代用できてしまいます。
パンやケーキの「生地発酵」
低温調理や発酵機能がついているモデルなら、パン作りにも活用できます。面倒な一次発酵や二次発酵を、適切な温度で管理してくれるので、失敗が少なくなります。そのまま調理できるモデルなら、蒸しパンやケーキなども手軽に作れます。
自家製「ヨーグルト」や「甘酒」作り
発酵機能を使えば、自家製のヨーグルトや甘酒、塩麴といった発酵食品も作ることができます。市販のヨーグルトを種菌にして牛乳と混ぜ、セットするだけで、手軽に美味しいヨーグルトが完成します。健康や美容に関心のある方には、嬉しい機能ですね。
かたまり肉を「同時調理」
例えば、ポトフを作る際に、底に野菜を敷き、その上に網を置いて、アルミホイルで包んだ鶏肉や豚肉のブロックを乗せて同時に調理する、といった合わせ技も可能です。一度の調理で、スープとメインディッシュが同時に完成するので、さらなる時短になります。
第四章:ジャンル別!電気圧力鍋で作れる料理の世界
ここでは具体的なレシピの分量を紹介するのではなく、「こういう料理を作る時は、こんな点に気をつけると上手くいくよ」という、料理の考え方やヒントをお伝えします。これを読めば、お手持ちのレシピ本やレシピサイトの情報を、上手に電気圧力鍋用にアレンジできるようになるはずです。
王道の煮込み料理(カレー、シチュー、角煮など)
電気圧力鍋の真骨頂とも言えるジャンルです。
ポイント
- 肉の下処理は丁寧に:前述の「霜降り」や「表面を焼く」といった下処理をすると、仕上がりが格段に変わります。特に角煮用の豚バラブロックは、一度下茹でして余分な脂を落とすのがおすすめです。
- ルーやとろみ付けは最後に:カレーやシチューのルー、八宝菜などのとろみ付けに使う片栗粉は、必ず圧力調理が終わってから加えましょう。焦げ付きの原因になります。
- 野菜の大きさを揃える:火の通りを均一にするため、じゃがいもやにんじんなどの野菜は、なるべく同じくらいの大きさに切り揃えるのがコツです。
- 水分量を信じて減らす勇気:特に野菜たっぷりのカレーやポトフは、野菜から驚くほど水分が出ます。「え、こんなに少なくて大丈夫?」と思うくらいの水分量でも、美味しく仕上がることが多いです。
ほっこり優しいスープ料理(ポトフ、ミネストローネなど)
野菜のうま味が溶け出したスープは、電気圧力鍋の得意料理の一つです。
ポイント
- 香味野菜を上手に使う:セロリやパセリの茎、ローリエなどを一緒に煮込むと、スープの風味が豊かになります。これらは「ブーケガルニ」として、お茶パックなどに入れておくと、後で取り出しやすいです。
- ベーコンやソーセージでうま味をプラス:肉だけでなく、ベーコンやソーセージから出るうま味と塩気が、スープ全体の味をまとめてくれます。
- トマト缶は優秀な水分源:ミネストローネなどを作る際、トマト缶(ホールでもカットでも)を使うと、適度な水分と酸味、うま味が加わり、味が決まりやすくなります。水を加える量を減らせるのもメリットです。
しっとり仕上がる蒸し料理(茶碗蒸し、蒸し野菜など)
付属の蒸し台を使えば、本格的な蒸し料理も簡単です。
ポイント
- 水の量を守る:内鍋に、蒸し台が浸らない程度の水を入れます。この水が蒸気となって食材を蒸してくれます。空焚きにならないよう、規定の量は必ず入れましょう。
- 器選び:茶碗蒸しなど、器ごと蒸す場合は、耐熱性の器を選びましょう。器が内鍋にきちんと収まるか、サイズを確認することも大切です。
- すだちを防ぐ工夫:茶碗蒸しをなめらかに仕上げるには、卵液を一度こしたり、器にアルミホイルで蓋をしたりすると、表面に「す」が立つのを防げます。
- 蒸し野菜は時間差で:かたい根菜(じゃがいも、にんじん)と、火の通りやすい野菜(ブロッコリー、アスパラ)を同時に蒸す場合は、時間差で加えるか、火の通りやすいものを後から取り出せるように、大きめに切るなどの工夫が必要です。
もちもち食感の炊飯(白米、玄米、炊き込みご飯)
毎日の食事がワンランクアップするかもしれません。
ポイント
- 正確な計量:お米も水も、きちんと計量カップで計ることが、美味しく炊くための基本です。
- 浸水は大切:特に玄米は、炊飯前に数時間浸水させておくことで、ふっくらと柔らかく炊き上がります。白米も、30分ほど浸水させると、より美味しくなります。
- 炊き込みご飯の具材:具材の水分量を考慮して、水加減を少し控えめにするのがコツです。醤油などの調味料を加える場合は、その分量だけ水を減らします。きのこ類は水分が多いので注意しましょう。
- 炊きあがったらすぐにほぐす:これは炊飯器と同じですが、炊きあがったらすぐに底からさっくりと混ぜて、余分な水分を飛ばしましょう。ご飯がべちゃっとするのを防ぎます。
無水調理の魅力とコツ
食材のうま味を最大限に引き出す、魔法のような調理法です。
ポイント
- 水分量の多い食材を使う:無水調理を成功させるには、食材自体が持つ水分が不可欠です。玉ねぎ、トマト、きのこ、大根、白菜、鶏もも肉など、水分を多く含む食材を使いましょう。
- 鍋底に水分が出やすい食材を敷く:焦げ付きを防ぐため、鍋の一番下に、玉ねぎや白菜など、加熱してすぐに水分が出る野菜を敷き詰めるのがセオリーです。
- 塩の役割:塩には、野菜から水分を引き出す「浸透圧」の働きがあります。調理の最初に適量の塩を振っておくことで、食材から水分が出やすくなり、調理がスムーズに進みます。
- 弱火(低めの温度設定)でじっくり:急激に加熱すると、食材から水分が出る前に焦げ付いてしまうことがあります。じっくりと時間をかけて加熱することで、うま味たっぷりの水分が引き出されます。
第五章:電気圧力鍋の安全な使い方とお手入れ
便利な道具も、使い方を間違えたり、お手入れを怠ったりすると、思わぬトラブルの原因になることも。長く、そして安全に愛用するための知識を身につけましょう。
これを守れば安心!安全に使うための10のルール
- 最大調理量を絶対に超えない
内鍋には「最大調理量」を示す線が刻印されています。この線を超えて食材や水分を入れないでください。量が多すぎると、正常に圧力がかからなかったり、蒸気口が詰まって吹きこぼれの原因になったりして危険です。 - 豆類・麺類の調理量はさらに少なく
豆類や麺類など、調理中に膨らんだり、泡が出たりするものは、さらに少ない「豆類最大量」の線が設けられています。こちらも厳守しましょう。 - 蓋は「カチッ」と音がするまで確実に閉める
蓋がきちんと閉まっていないと、調理中に蒸気が漏れたり、圧力がかからなかったりします。多くのモデルでは、蓋が閉まっていないとスタートしない安全機能がついていますが、自分の耳と目でもしっかり確認する癖をつけましょう。 - おもり(圧力調整弁)とノズル(蒸気口)の確認
調理を始める前には、おもりやノズルが正しくセットされているか、また、ゴミなどが詰まっていないかを必ず確認しましょう。ここが詰まっていると、圧力が正常に排出されず、非常に危険です。 - 調理中はむやみに動かさない
加圧中は、本体が高温になり、内部は高圧状態になっています。調理中に本体を動かしたり、衝撃を与えたりするのは絶対にやめましょう。 - 蒸気には絶対に触れない
圧力調理後、蒸気を排出する(急速減圧)際には、高温の蒸気が勢いよく噴き出します。この蒸気に手や顔を近づけるのは絶対にやめてください。火傷の危険があります。小さなお子さんやペットがいるご家庭では、特に注意が必要です。 - 圧力表示ピン(フロート)が下がるまで蓋を開けない
調理が終わり、減圧が完了すると、蓋についている「圧力表示ピン」が下がります。このピンが完全に下がりきるまでは、内部にまだ圧力が残っている証拠です。絶対に無理やり蓋を開けようとしないでください。ピンが下がったのを確認してから、ゆっくりと蓋を開けましょう。 - 多量の油を使わない
電気圧力鍋は、揚げ物調理には使用できません。また、炒め機能を使う際も、多量の油を使うのは避けましょう。異常な温度上昇の原因になることがあります。 - 重曹や多量の粘性のものを入れすぎない
前述の通り、ルーや重曹、もち米など、粘り気が強いものや、激しく泡立つものは、蒸気口を塞ぐ恐れがあります。取扱説明書の指示に従いましょう。 - 取扱説明書を必ず読む
結局のところ、これが一番大事です。メーカーや機種によって、細かい仕様や注意点は異なります。初めて使う前には、必ず付属の取扱説明書にじっくりと目を通し、正しい使い方を理解してください。
面倒くさがりでも続く!日々のお手入れ方法
使い終わったら、なるべくその日のうちに洗うのが、きれいに保つコツです。面倒に感じるかもしれませんが、習慣にしてしまえば意外と簡単ですよ。
毎回洗うもの
- 内鍋:食器用洗剤と柔らかいスポンジで洗います。たわしやクレンザーは、フッ素加工を傷つける可能性があるので避けましょう。
- 蓋:分解できるパーツはすべて分解して洗います。特に汚れやにおいが残りやすいのが、ゴム製の「パッキン」です。丁寧に洗いましょう。
- 内蓋(あれば):蓋から取り外して、裏表をしっかり洗います。
- おもり・ノズルカバー:取り外して、穴が詰まっていないか確認しながら洗います。細かい部分は、綿棒や専用の掃除用ピンなどを使うと便利です。
- つゆ受け:調理中に出た水分が溜まるパーツです。忘れずに毎回捨てて洗いましょう。
洗った後のポイント
洗浄後は、しっかりと水分を拭き取り、完全に乾かすことが重要です。濡れたまま取り付けると、雑菌の繁殖やにおいの原因になります。特にパッキンは、乾かしてから蓋に取り付けましょう。
気になる「におい残り」の対策
カレーや魚料理など、においの強い料理を作った後、パッキンなどににおいが残ってしまうことがあります。そんな時は、以下の方法を試してみてください。
- 重曹やクエン酸を使って洗浄する
内鍋に水と大さじ1~2杯程度の重曹またはクエン酸を入れ、蓋をして「お手入れモード」や「調理モード」で数分加熱し、その後、通常の洗浄を行います。(※お使いの機種でこの方法が可能か、取扱説明書で確認してください) - お茶の葉やコーヒーかすを煮る
水と、お茶の出がらしやコーヒーのかすを少量入れて加熱すると、消臭効果が期待できると言われています。 - 天日干しする
パッキンなどのパーツを、天気の良い日に太陽光に当てて干すと、殺菌・消臭効果が期待できます。ただし、長時間の天日干しは素材の劣化を早める可能性もあるので、様子を見ながら行いましょう。 - パッキンを複数用意する
どうしてもにおいが気になる場合は、「料理用」と「炊飯・デザート用」などでパッキンを使い分けるのも、非常に有効な手段です。多くのメーカーでは、パッキンを消耗品として別途購入できます。
第六章:電気圧力鍋のよくある質問(Q&A)
ここでは、電気圧力鍋について多くの人が抱く素朴な疑問に、Q&A形式でお答えしていきます。
Q1. 電気代って、結構かかるんじゃないの?
A1. 意外とかからない、というのが答えです。電気圧力鍋は、調理中の消費電力は炊飯器や電子レンジと同程度ですが、加圧時間は数分から数十分と短いのが特徴です。また、加圧後は保温状態になったり、余熱で調理したりするため、常にフルパワーで電気を使い続けているわけではありません。
長時間ガスコンロでコトコト煮込むのと比べると、トータルの光熱費は、電気圧力鍋の方が安くなるケースも少なくありません。特に、ガス代が高いご家庭や、プロパンガスをお使いの場合は、節約につながる可能性があります。
Q2. 普通の鍋として、蓋を開けたまま煮たり炒めたりできる?
A2. モデルによりますが、できるものが多いです。多くの電気圧力鍋には、圧力をかけずに加熱する「煮込みモード」や「炒めモード」「なべモード」などが搭載されています。これらのモードを使えば、蓋を開けたまま調理が可能です。
例えば、圧力調理で柔らかくした後に、蓋を開けて煮詰めて味を調整したり、すき焼きや鍋料理を食卓で楽しんだりすることもできます。一台で何役もこなせるのは、電気圧力鍋の大きな魅力の一つです。
Q3. 焦げ付いてしまったら、どうすればいい?
A3. まずは慌てずに。内鍋にぬるま湯と食器用洗剤を入れ、しばらく(数時間程度)つけ置きしてみてください。大抵の焦げ付きは、これでふやけて、スポンジで楽に落とせるようになります。
それでも落ちない頑固な焦げ付きの場合は、内鍋に水と重曹(大さじ2~3杯)を入れ、沸騰させてから火を止め、冷めるまで放置するという方法が効果的な場合があります。ただし、内鍋の素材によっては重曹が使えない場合もあるため、取扱説明書で確認してから試してください。金属製のたわしなどで無理にこするのは、コーティングを剥がしてしまうので絶対にやめましょう。
Q4. 調理している時の音は、本当に静かなの?
A4. はい、調理中は驚くほど静かです。「本当に動いてる?」と心配になるくらい、ほとんど音がしません。ガス火の圧力鍋の「シューッ!」という大きな音を想像していると、その静かさに驚くでしょう。
ただし、調理が終わり、蒸気を強制的に排出する「急速減圧」の際には、「プシュー!」という比較的大きな音がします。時間は数十秒程度ですが、初めて聞くと少しびっくりするかもしれません。自然に圧力が抜けるのを待つ「自然放置」の場合は、ほとんど音はしません。
Q5. 材料を入れれば、どんな料理も美味しくできる魔法の鍋?
A5. 半分YESで、半分NOです。電気圧力鍋は、時間のかかる煮込み料理を、誰でも失敗なく、美味しく作ることができる、非常に優れた調理器具であることは間違いありません。その点では「魔法の鍋」と言えるかもしれません。
しかし、一方で、前述したような「下ごしらえのコツ」や「水分量の調整」「調味料を入れるタイミング」といったポイントを押さえることで、仕上がりはさらに美味しくなります。また、得意な料理と苦手な料理もあります。道具の特性をしっかり理解し、上手に付き合っていくことが、電気圧力鍋を「我が家にとっての魔法の鍋」にする秘訣と言えるでしょう。
まとめ:電気圧力鍋は、あなたの暮らしの頼れるパートナー
ここまで、電気圧力鍋の基本的な知識から、選び方のポイント、使いこなしのコツ、そしてお手入れの方法まで、詳しく解説してきました。特定の商品名こそ挙げていませんが、電気圧力鍋という調理家電が持つ、大きな可能性を感じていただけたのではないでしょうか。
電気圧力鍋がもたらしてくれる最大の贈り物は、「時間のゆとり」と「心のゆとり」かもしれません。
火のそばにつきっきりになる必要がないから、その間に子どもと絵本を読んだり、溜まった洗濯物をたたんだり、あるいは、ソファで少しだけ休憩したり。そんな風に、今まで料理に費やしていた時間を、他の「やりたいこと」や「やるべきこと」に使えるようになります。
「今日は疲れたから、お惣菜で済ませちゃおう…」と思っていた日でも、「電気圧力鍋があるから、野菜たっぷりのポトフなら作れるかな」と、前向きな気持ちになれるかもしれません。手作りの温かい料理は、家族の心と体をきっと満たしてくれるはずです。
この記事でご紹介した選び方のポイントを参考に、ご自身の家族構成やライフスタイル、そして「電気圧力鍋でどんなことをしてみたいか」をじっくりと考えてみてください。そうすれば、きっとあなたにとって最適な一台の姿が見えてくるはずです。
電気圧力鍋は、単なる調理道具ではありません。忙しい毎日を乗り切るための、頼もしい相棒であり、日々の食卓を豊かに彩るパートナーです。ぜひ、あなたも電気圧力鍋のある暮らしを始めて、料理の楽しさと時間のゆとりを手に入れてみませんか。


